【音楽的分野】

 音楽は音楽だから一つだろうと思っている人は、意外と多いようでこれが演奏をする人間にとってはまるで違う物であるし、また、違うから意味があるといえる。
 一口にいっても「クラシック」「ジャズ」「ラテン」「ロック」「カントリーウェスタン」「演歌」まだまだ数え上げるだけで紙面が終わってしまうほど、それぞれ異なっている。
 「ロックミュージシャンにクラシックを」といっても使用している楽器自体が違うので、アレンジ等、曲想を動かさない限りはまるで異質な物とお解りいただけるだろう。
 筆者はもともと「ラテン音楽」が好きでこの世界に入ったわけで音楽的分野はラテンである。
 しかしこの「ラテン」という分野だけをとっても一口でいえないまたまた数多くのジャンルがあり、例えばマリアッチなどが有名な「メキシコスタイル」近年レゲーで盛り上がっている「ジャマイカスタイル」なんと日本でも若者に大流行のメレンゲ「ドミニカ」圧倒的根強いファンを持つサンバ「ブラジル」特にタンゴで有名な「アルゼンチン」もうここまでで「ひとくくりでいいじゃないか」とうんざりするほど沢山のスタイルがある。
 そして小生が生涯を通し、愛してやまない「キューバ」。
 「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」で一躍世界的に大ブレークした音楽である。
 90%以上の人がラテンといえば全て同じと思っているが、前記で違いが多少はイメージできたのでは? ラテンパーカッショニストとして看板を掲げている以上、需要があれば一通りこなすことはこなすが、プロでも使い分けが判らない人が半数はいるのではと思うほど大変な違いがあることをこの機会に理解していただきたい。
 が、サブタイトルに唱っている冗談好きな人種ミュージシャン。
 ジャンルの違う音楽を自分スタイルに理解、或いはアレンジして意外と多くの機会に演奏している。
 小生もご多分に漏れず日本民謡をアレンジするのが好きで、数年前にも[N・H・K教育TV]で数曲演奏したのを御覧頂けただろうか。

2005.12