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【ミュージシャンの必修科目 其の拾】
12.【ボーヤ】
・「ボーヤ」は「ボーヤ」独特の意味なのだが、しいて意味づける似た言葉を探すなら「付き人」である。・・・・・・・・・・・・
・発音はボ・ー・ヤ三つの発声がすべて同じ音程で、最後の「ヤ」だけ少し強調する。・之が正しい「ボーヤ」の発音である。・・・
・付き人は若干マネージャー的要素も含まれるが「ボーヤ」は付いている人、御大のある意味でファンであり師とあおぐ関係から始まっている事が多い。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・大御所といわれる歌手についている「ボーヤ」になると、「もう先生について30年ですよ」等ということも時々ある。・・・・・
・50歳をすぎていようと、それでも「ボーヤ」であることにかわりはなく、もうこのくらいになるとプロダクションやタレント事務所の部長クラスと対等以上の存在感と風格をもち、場合によってはこれからの制作と展望に発言もし、さらに事務所の人達が、御大になにもいえないのに対し、御大の全てをわかった風格の「ボーヤ」は大久保彦左エ門が如く御大に意見をもする。・・・・・・・・・
・ここまでいくと、ほとんど名物「ボーヤ」だが、10年生クラスになるとコンサート会場での、大道具・照明・音響、その他裏方の人達やミュージシャン達の入り時間、会場への交通経路その他諸々の指示まで完全に把握し、御大に「明日のリハーサルは◯時ですのでX時にお迎えに参ります」・この位鋭い「ボーヤ」は芸能界に山ほど居り、むしろ自然淘汰される分この位切れる人でないと勤まらないようだ。
・それに比べて残念なのは楽器プレーヤーの「ボーヤ」で、元々ミュージシャンになろうという時点で常識など持ち合わせないのかもしれないが、過半数の「ボーヤ」がボーッとして、他のミュージシャンへの挨拶などしたこともなく、ただ効果のない練習を一生懸命繰り返す。
・勿論マナーを教えないその御大に問題があるわけだが、まあ所詮ミュージシャンという人生の裏街道を行く人達にとって大した問題でないことは確かである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・が、たとえミュージシャンの「ボーヤ」でも前項の「ボーヤ」のようなタイプが稀にいるが、こういう人は殆どといってよいほど、実力も付き、大成している。・・・・・・・・・・・・・・・・・
そういう意味ではミュージシャンといえども常識は多少あったほうがよいのかもしれない。
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