【ミュージシャンのギャラ】
0スタジオミュージシャンの報酬は、ライブコンサートでの歌手の伴奏その他、後日支払いになることもあるが、レコーディング等は概ね「とっぱらい」(演奏終了後支払われる当日払い)である。
0歌手や作曲家等は、俗に印税契約と言いC・D1枚につきいくらという契約の元(個人差あり)売れた枚数分を定期的に振り込まれる。 歌手の場合、印税契約には別の意味があって、特に新人には「売れるか売れないかわからない者に大金は払えない」と言う保険的な事からも印税にしてある。
0逆に演奏家は「売れようが売れまいが、我々の技術分はちゃんと戴きますよ」と、それぞれのランクで時間あたりいくらを「とっぱらい」でもらって帰る。 欧米では自分の仕事分の権利はしっかり要求する考え方が徹底しており、売れた曲についてはアレンジ及び演奏が良かった事などが大いに関わる事から、遅ればせながら日本でも20年程前から、ある程度以上の売れ行きがあった場合『著作隣接権』という払い戻しが実施されるようになった。
0我々にとって、とても良い制度が出来たものだが、その制度が実施される前で、大変【大損】したのがスタジオミュージシャンとしてCM、アニメソングで、超売れっ子だった「子門真人」である。
0いわゆる「スタジオミュージシャン」の時間給だけで終わってしまったのが、いまだに語りぐさになっている「およげたいやき君」である。 300万枚以上売れた「およげたいやき君」のスタジオギャラを彼がいくら貰ったのか筆者は知らないが、おそらく数万円であろうと思う。 印税なら最低でも当時の金額で数千万円は下らないはずである。 30万枚のレコードを売り上げた歌手は、もうその一曲で一生を優雅で安泰に暮らせると言われたものであり、それより10倍以上の売り上げである。 後にレコード会社から多少の別報酬が支払われたと言う噂ではあるが、一生安泰という程の額であるはずがない。 数年後、この出来事などが大きなきっかけとなり、日本でも『著作隣接権』による払い戻しが実施されるようになった。
次回乞うご期待。
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